Gag Cartoon 60's

Gag Cartoon 60's / Osomatu-san


■我々の世代の「おそ松くん」がリメイクされたのが「おそ松さん」です。
おそ松くんは説明不要な赤塚不二夫の出世作。6つ子のおそ松くんの異常な日常を描いたギャグ漫画。

「おそ松くん」は子供の頃に読んだ覚えがありますが、そん頃は主人公が「おそ松くん」では無く、「シェーッ」のセリフが有名な「イヤミ」だと思ってました。今回、漫画第一巻を改めて読むとちゃんと「おそ松くん」が主人公してます。

本編は後半になるほど「おそ松くん」の出番が減り、「イヤミ」が主役を張っていく展開になります。子供の頃に読んだのはおそ松くんの終わり頃の話だったんやな〜と改めて認識しました。

で、リメイク版の「おそ松さん」ですが、設定が悲惨です。
おそ松さんは6つ子なんですが、成人になった今でも全員が同じ服着て同じ髪型で自宅暮らし。しかも全員ニートでマジメに働く気も更々有りません。たまに一人が抜け駆けでマジメにバイトしようとすると残りの兄弟が全力で邪魔してきます。
世相を反映させた結果かも知れませんが、ちょっと酷過ぎんだろ、おそ松家。

「おそ松さん」もシュールギャグの連続です。ただ観てると、声優ネタ等が随所に仕込まれているせいか、正直ドコが笑いドコロか分からない展開も多々あります。まぁ、全体としては笑えるので買って損は無かったかと。

しかし、この「おそ松さん」が若い女性中心にヒットしたとはな〜。今の人はこの作品のドコに惹かれたんでしょうか?そこまで夢中になるとは思えないんだけど。

玩具ですが、「おそ松さん」が稼動フィギュアの「Figma」シリーズで出ています。しかも6人全員!
おそ松さんは6つ子の設定なので同じ顔、加えて同じ体型で同じ服装です。全部同じ姿のフィギュアを6体揃える人が居るのでしょうか?と疑問に感じずにおれません。

一応、顔パーツが通常顔以外に怒り顔や笑い顔等バリエーションがあり、6体は別々の予備顔が付属しているので其処だけ違っています。でも1体が結構エエ値段するので、これを6体揃えた猛者がいるなら真の勇者でしょう。逆にどれか1体だけ選べ、と言われても違いが無さ過ぎて困るけど、、、

ああ、そういや私も仮面ライダー龍騎に登場するライダー13人+4人を全て集めたね〜。しかも「Figma」シリーズとバンダイの「変身装着シリーズ」の両方をコンプリしちゃったな〜、ヘッヘッヘッ同じ穴のムジナでした。

左上は昭和の初代「おそ松くん」のアニメDVD第2巻(白黒版)、原作マンガ第1巻。
左下はリメイクされた平成「おそ松さん」DVD1〜3巻。成人になっても変わらない6つ子。
右がおそ松さんのフィギュア(トド松)。箱の写真見たら分かると思いますが、6人全員がフィギュア化。ほぼ同じフィギュアを6体も揃える人が居るのだろうか、、、

取り敢えず「トド松」フィギュアにポーズを取らせてみました。1体じゃ寂しいので余りのフィギュアと並べてみます。
そうそう「秘密戦隊ゴレンジャー」なんですが、これも漫画版は、最初の頃は真面目にスパイアクション物だったのに、途中から「ゴレンジャーごっこ」と改題されてギャグ漫画になってます。
「ゴレンジャーごっこ」になってからは近所の悪ガキとゴレンジャーが喧嘩するという情けない話になります。アオレンジャーは矢印扱いで常に進行方向に首を傾けている変なキャラになってます。話も全体的に酷いし。
子供の頃に読んでショックを受けた漫画でした。

「おそ松さん」のフィギュアは予備の顔だけが各々違います。「トド松」には写真の「怒り顔」が付属