MINI Segway

MINI Segway / Balance Scooter


■テレビや新聞で良く見掛ける思いますが、電動立ち乗り二輪車です。米シリコンバレーのIT社員が集団爆走してるイメージ映像を観た事がある方も多いと思います。

因みにセグウェイ自体は米国の会社でしたが、本国では販売不振で破綻寸前。とうとう本社は中国に身売りドナドナという悲しい運命が待ってました。
中国に売却された為に特許が流出したようで、セグウェイ小型版が本家以外から多種多様に販売されてます。これらのほとんどが中国製。
やっぱり今でも中国は「知的財産?んなもん犬にでも食わせちまぇ!」状態が続いているようです。

セグウェイと私との運命の出会いはゴルフ場でした。
ゴルフ場での移動はカートという四人乗り電動自動車で行うのですが、常に「誰が運転すんの?」という問題があります。答えは一番足を引っ張る人。そう、最も下手な人がコースを回る最後尾になるので、必然的にカートの運転とキー管理を行う事になります。
まぁ、ここまで書けば分かると思いますが、毎回私がカート係なんですよね〜。もう、日常的に第一ホールに到着した時点でカートの管理キーを渡されます。まさにカノッサの、いえ、カートの屈辱です。悲しいけど下手なのは事実なので抗議すら出来ません。現実は非っ常にキビシ〜ッ!

そんな時に出会ったのがセグウェイでした。
兵庫県のゴルフ場に行った時、本来なら並んでいるハズのカートが見当たりません。「なんでだ」と思っていたら、友人から「ここはセグウェイを使うから一人一台でゴルフバックも積んで回るんだ」と教えて貰いました。
そう、カートの屈辱から解放された瞬間です。もうこれで「ベベはカート」とは言わせません。
因みにゴルフバックを積めるって点で気付かれると思いますが、ホンモノのセグウェイは大きいです。タイヤも原付バイクくらいあり、ハンドルも付いているので安定性操作性快適性は抜群です。
初心者でも老いも若きも簡単に乗りこなせる仕様。マジで爺さんも婆さんもソロでカートに搭乗、矢継ぎ早に出撃して「アムロ、行きま〜す」状態。

で、今回のミニセグウェイですが名前通り小さいです。タイヤは6〜8.5インチと極小。もちろんハンドルなんて便利なモノは付いてません。

セグウェイはEV車と同じく家庭用電源から充電します。この充電器、コンセントにブッ差すと高確率で火花が飛び散り!エビチリ!テッチリ〜!こっちも飛び上がって驚きます。ですが説明書には「火花が散っても故障ではありません」と先手を打って明記。さすが、相変わらずのチャイナクオリティ。例え不具合でも「先手を打って明記しときゃ訴えられんだろ」って事なんでしょう。日本製では考えられん仕様だわ。
取り敢えず多少火花が飛び散っても、買ってしまった以上は練習あるのみ。流石にイキナリ外で乗り回すのは年齢的にハードルが高い(近所の噂話的にもヤバイ)。なので家の中で試乗会絶賛開催。

最初はセグウェイに立つのもおぼつきません。ハンドルが無いだけでこんなにも操作に苦労するとは。立ってるだけでもフラフラしているのに、前進後退は身体を前後に傾ける必要があるので何回も台座から滑り落ちます。それでも必死で練習していると何とかクルクル回転までは乗りこなせるようになりました。
ただ、それはフラットな屋内だけで、不整地な屋外では勝手が違います。

それでも折角の新兵器なので、OB戦にセグウェイに乗って華麗に登場することにします。
案の定、家と違い屋外の地面はグラグラするので「あわあわあわ」と言う感じでフラフラ。しかも上手く止められず柱に激突しそうになる始末。終いにN津さん家の長女さんから「生まれたての小鹿みたいになってますよ」とまで言われました。分かってる、分かっているけど、言葉にされると辛いわ。大人のプライドってあんのよ!

ジュニア達も最初は私と同じくフラフラでしたが、直ぐに順応してクルクルと乗り回していきます。彼らは私の操作レベルを遥かに凌駕したと考えたのか「ちょっと広いトコで走って来る」とセグウェイに乗ったまま金網の出口をくぐります。「公道だけはダメだよ」と追い縋る私を振り切り、矢のようにコートの外へと飛んで行きました。まぁ無事に帰って来て良かったけど。

あと念の為、私みたいにコケた時に安全を守る為、子供用ヘルメットと肘・膝・手首用サポーターを2セット持参しました。が、いつも通り、誰も使ってくれません。両手にヘルメットとサポーターを持ち「危ないから付けてね」と囁く私の横を、みんなセグウェイに乗ったまま無言で通り過ぎて行きます。誰も聞いちゃいねぇ!
そんでK村さんトコの次男さんがコケて膝に怪我をした時は肝を冷やしました。が、大した事なくて良かった。

セグウェイは大先輩方も興味を持って頂いたようで、ジュニア達が飽きて乗り捨てられているところを拾って下さいました。子供たちと同じようにバランスを取ってクルクルと回っておられます。

良かった、マジで余暇った。今年は大勢の大先輩方が参加頂いていたので、私の奇行を初見の方々から「お前、テニスにセグウェイが必要なの?」「ヤル気あんの?」「そのままセグウェイに乗って帰れ!」とか怒られないかと内心ビクビクでした。
大先輩方にも受け入れて頂いた様で一安心です(右から左へ受け流されただけかも?)。

上の方にも子供にも遊べる玩具ってイイッすね。


セグウェイ1号機。過剰にファンキーなデザインが素敵!

セグウェイ2号機。こっちはタイヤが8インチと少し大きい。本体に貼っている警告文が地味に怖い。
緑色の3号機もあったんですが、写真に撮るんを忘れてます。

ジュニア達が転んだ場合を想定してプロテクター一式を準備。しかし、誰も使ってくんない!!
練習用のコーンまで付けたのに、、、キーッ!!