ROBO 80's

ROBO 80's ; ROBOT ANIME 'Galaxy Drift VIFAM'


■「銀河漂流バイファム」。80年代のロボットアニメです。十五少年漂流記の宇宙版。人気があったようで平成にもTV新シリーズが作られています。

ロボットは若干ガンダムの出来損ないっぽい雰囲気(メカデザイナ―が一緒)ですが、身体中からバーニアを吹かして姿勢制御しつつ宇宙を飛ぶところに説得力があって昭和当時は衝撃的でした。
他にも子供がロボのパイロットになるんですが、ちゃんと何話にも渡って地道に訓練を積む様子が描かれたりと、意外にリアル志向な内容でした。

これについては超合金の玩具は無かったので、プラ製完成品のロボフィギュアを4体用意しました。プラ製ですが細かいトコまでモールドで再現されており、なかなかの出来です。
プラ製ロボだけでは寂しいので、当時のプラモデルが再販されていたので購入します。しかし良く確かめないで買ったので、敵キャラのプラモデルが一部被ってました。
このプラモデルは首、腕、脚がポリキャップの嵌め込み式なので、他のロボと部品交換してオリジナル(?)のロボも簡単に組めます。

そんで、このプラモデルを触っていて思い出したのが、幼少期に親が良く買ってくれた100円のアオシマ製合体プラモです(あ、違うは!ほとんど自分の小遣いで買ってたわ)。
この100円の合体プラモは四つ集めると、一体のロボットに合体出来ると言うものでした。大体の構成は一号機がアタマ、二号機がウデ、三号機が胴体、四号機がアシとなっています。四体セットで買えば良いのですが、一体づつ買ってると途中で売り切れてしまい、全部揃わない事が多々有ります。
おかげで家にはアタマだけ無いロボや、アシが無いロボが増えていました。しかし、ある程度合体ロボには兌換性があるので、違うシリーズのロボのアタマやウデを装着する事も可能です(ロボのプロポーションは確実に変になりますが)。
また各機体には合体に不要なパーツも多いので、これを組んで違うメカも造れます。そうは言っても想定されてない合体なので、ロボかクルマか飛行機か分からないカタチになるのが殆どでした。
あと大概は一号機がアタマの部分になるのですが、車やバイクのメカにロボのアタマがチョコンと載ってるシュールな容姿がほとんでです(それでも一号機を優先的に買わないと何のロボか分からなくなります)。

あの頃はお金が無かったけど、工夫して遊んだな〜と懐かしい思い出に浸りました。

バイファムの登場ロボのプラ製完成品モデル。ちょっと脆いですが良く出来てます。武器や追加装備も充実してます。

(広告画像より)上の箱の中味。ビームガンや盾以外に、後半の大気圏飛行メカ「スリングバーニア」も内包。またたった1話しか登場しなかった増槽タンク「ツインムーバー」まで付属。コクピットカバーも開閉して脱出用小型機の着脱も可能。

(広告画像より)写真の様に3体ともよく動きます。ただ、関節が緩いのでポロッと腕や脚がモゲることも多々あります。パーツも異様に細かったりして折れそう。しかも関節に使っているポリキャップの劣化が早いのでアッサリ壊れます。
私用にもこの「バイファム」シリーズのロボは保有しているのですが、久し振りに箱から出すとポキッと足首が折れました。まぁ、関節はポリキャップ製なんでガンプラなんかの部品で大きさが合えば代用・修理は簡単に出来ますが。

このバイファムシリーズを製造しているのは「シーエムズコーポレーション」。プリキュアの「グッとくるフィギュア」シリーズも作ってる会社です。ホント、この会社の商品は欠陥が多い上に、マニアックなラインナップが持ち味です。
本編の主役メカ「バイファム」は主人公機のお腹に「7」のナンバリングがされています。他にアニメで登場したナンバリング「1」(アニメ第1話で撃墜)とナンバリング「2」(第二話で特攻して散る)も、シーエムズコーポレーションは別商品として製作してます(お腹のナンバーが違うだけなのに)。他にもカラーリングが黄色の「バイファム練習機」(1話だけ登場、まともに動いてすらいない)も漏れなくラインナップされてます。他には青いトゥランファムの迷彩色Verや緑のディルファムの盾のナンバリング違いも商品化されておりました。
ホント、アニメ本編を隅から隅まで見ている人なら「おお、ナンバリング「1」まで立体化されてるぞ!」と感動するかも知れませんが、一般人には全くその違いの良さが分かりません。

DVD−BOXを付けてますが上巻のみです。主人公メカ「バイファム」のプラ完成品二個とプラモ一個と被り過ぎました。

敵キャラのプラモデル(昭和当時の再販モデル)。間違って青い敵キャラを二つ買ってしまった。

本作品の主役ロボ達。左からバイファム、ディルファム、ネオファム、トゥランファム。青のトゥランファムのみプラモデルキットです。
バイファムは主題歌が当時としては珍しく全編英語歌詞でした。TAOと言うグループが歌ってましたが、いま聴いてもなかなか格好イイです。

(ネット画像より)敵キャラのプラモデルの箱の中味。当時のプラモデルは色分けなんか無いので素組みでは白一色です。あと敵側プラモデルも首・腕・脚は全てポリキャップ嵌め込みなんで、他のロボと部位を交換可能です。主人公側のバイファムとトゥランファムのプラモデルも付けているので、敵味方のロボの腕や脚を交換してオリジナルなロボに出来ます。
因みに青の「バザム」は1回しか出て来ない(しかも戦闘すらしてない)、緑の「ガッシュ」は2回しかアニメ本編に登場しませんが、ちゃんとプラモデル化されてるトコが当時のガンプラブームを表しています。
「バイファム」のアニメ本編には沢山のロボットが設定されているのですが、使い切れなかったようでバザムやガッシュみたいに1回でもマトモに出れば御の字です。酷いのになると「やっと新型が登場した」と思ったら背景で瞬殺されてたりします。