■バトルボーグ シリーズ第二弾 サムライボーグです。
以前に持参した「パンチDEデーストロイ」の「バトルボーグ」の発展型です。
この「サムライボーグ」、トイザラスで「ひと目会ったその日から」と恋の花が咲いてしまい、下の写真の通り計六体も同時購入しました。
バトルボーグとの最大の相違点は、サムライなので刀で戦うトコロです。刀なのでコントローラーも二本のヌンチャク型から一本の刀柄型となり、両手で持って振り回します。因みに刀は「振り上げ」「振り下ろし」動作のみ。サムライの癖に「横一文字斬り」も「牙突」も出来ません。
発展要素として、バトルボーグに無かった「技発動」がございます。
コナミ隠しコマンドみたいに「上下左右・上下左右」と決められた型通りに刀を振ると「技」が発動します。技発動に成功すると「シャキーン!」と涼しい効果音が鳴り、技を繰り出す時は「イザッ」とサムライ風に突然喋り出します。
技名も「十文字乱舞」「円月斬り」と格好いい。ですが実際に発動すると、ひきつけを起こした様に痙攣してガクガクッと刀を振り回すだけ。「壊れたんじゃネェか!?」と最初は驚くこと請け合い。
因みに「十文字乱舞」も「円月斬り」も刀を上下上下とセワシク振るだけで違いが分かりません。その上、ムヤミに振り回すので相手に当たりません。
他の技に「金縛りの術」が有ります。こっそりとコントローラーを叩くと「ギュイイーン」と音がした後、「デーデン、デーデン、デーデン」と大阪ガス提供「部長刑事」のテーマ曲みたいなのが流れて、相手が動けなくなります。正直、そんな小技を使うよりも刀で殴ってる方が早いです。
サムライボーグはバトルボーグの発展型のハズなんですが、残念なトコロと言うか退化してしまった点も幾つか有ります。
まず、第一に乱戦で遊べない。バトルボーグは‘二十体’同時可動と‘狂気のバトルロイヤル仕様’が可能でしたが、サムライボーグは‘二体’でしか遊べません。これはヒドイ。もう、大会開く気満々で‘六体’も買っちまった後やってば!
第二に勝利条件がショボい。バトルボーグは顔面パンチ五発ブチ込めば動作停止で勝利でしたが、サムライボーグはパタッと倒されたら負けなのです。刀だけに真剣勝負なんで一回で終わりってワケでしょうが、アッサリし過ぎです。特に技を出そうと激しく動かしていると、勝手にコケるので自滅パターンがデフォルトに成り易い。
あと技を出す時は「イザッ」って喋るのに、やられた時は全く喋りません(というか喋るのは技だす時だけ)。せめて「ムネン・・・アトヲタノム・・・」とかキャプテン・サワダ風に「ハラキリッ!」とか叫んで倒れたら楽しみが増えるのに。
二体でしか遊べませんが、新たに自動操縦が追加されてます。所謂「独り遊びモード」で一体を自動で動かして、それと擬似対戦するって言う遊びです。これで「おひとり様」でも安心たいこ判。ただセンサーなんて高価なモンは装備されて無いので、自動操縦のサムライは大概あさっての方向へ駆け出し見当違いに刀を振り回すので、ほぼ対戦になりません。
改良点も含めて残念な仕様のサムライボーグですが、バトルボーグでは無かった‘敵キャラ’が新たに造られてます。
「激闘プレミアムボックス」にはオートマチックで動くドラゴン型のターゲットが同包されてます。このドラゴンは腹部の‘ヤル気スイッチ’を入れると、回転攻撃を仕掛けて来ます。その攻撃で転ばされない様に避けつつ、二人で協力してドラゴンを討つゲームが出来ます。
ドラゴンを倒すには、脚や尻尾を狙って叩き(当たると外れます)、最後は背中のボタンを殴れば停止。またオプションとして、ドラゴン攻撃用に刀を斧やトンカチに持ち替える事も可能(交換してもそんなに利点は有りません)。
こう書くと面白そうですが、ドラゴンのヤル気が無いのか激しくは動きません。突然、思い出した様に回転するぐらいです。基本ジッとしているので二人掛かりでタコ殴りが可能。
あとサムライボーグを戦わせる専用の闘技場(商品名:斬激バトルフィールド)も有りますが、狭いので両者リングアウトに成り易く使い辛い(特に技発動時はコントロール不能なので勝手にリングから落ちます)。
こんなに残念なサムライボーグですが、それなりに受けたので「良し」としました。
さて、「バトルボーグ」そして「サムライボーグ」と続いたこのTAKARA TOMYのシリーズですが、次は何が来るのでしょう。私的には徐々に大相撲が盛り上がって来ましたので、「力士ボーグ」が来そうだと予測しています。「ツッパリ」攻撃をメインに、「押し出し」や「上手投げ」の様な技が発動されるタイプになるのではと。希望としては、勝ったら「シコ」を踏むとか、負けるとロボの「マワシ」が取れて「ポロリ」するとか遊びが欲しいです。あっ、やっぱ技術的に無理かな。
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