rejected

rejected ; Oh! my sad memory,,,


■今回は大雨でJrが少なかったので、玩具が沢山余りました(´;ω;`)ウゥゥ

その中でもお気に入りだったのを紹介しておきます。めげずに来年も多分持参するぞ。
今年余った中でも「ウルトラマンネクサス」「聖戦士ダンバイン」「超合金変形初音ミク」は自信があったのに、誰も見向きもされません。可哀想な玩具たち(´;ω;`)ウッ…



「ウルトラマンネクサス」はハードなストーリーが売りのウルトラマンです。主題歌がロックで疾走感がありナカナカ良いです。歌詞の中に「ウルトラマン」って単語も入らないので普通の曲に聴こえます。

このウルトラマンが変わっているのは、変身するのが防衛隊所属の主人公では無い点です。
しかも、普通のウルトラマンなら噛ませ犬ポジションの防衛隊がエラい強くて、ちゃんとウルトラマンの援護に役立っています(昭和の防衛隊は大概撃墜されてフェイドアウトが多かったのに)。怪獣も防衛隊のみで撃破することが何度かあります。

登場怪獣はグチョグチョってしたタイプが多く、見ているだけで不快感を呼ぶのも居ます。しかも人間を殺害・捕食するシーンも結構出てくるので余計にグロい。
従来のウルトラマンシリーズの怪獣はおカネや真珠を喰ったりガソリンを常飲するなど、必ずしも人間を食べる必要の無い奴が多いのですが、ウルトラマンネクサスの怪獣はガチで人間しか食べません。しかも「空腹は最高のスパイス」とでも言うように、「人間に恐怖と絶望を与えながら食べる」事を好みます。なかなかのこだわりグルメです。

ストーリーもハード路線で、主人公の恋人は怪獣に殺された挙句(家族もモチロン皆殺)、主人公を追い詰める道具として死体を人形の如く何度も再利用されます。死んだ恋人が「あなたに会わなければ良かった」と事あるごと主人公を言葉責めする姿は鬱になりそう。ここまで闇堕ちしたヒロインは他の特撮でもなかなか居ません。

一番酷いのは、両親を怪獣に喰い殺された幼い少女の話。怪獣は殺した両親に擬態するわ、その怪獣に人質として体内に閉じ込められるわと、どこまでもいたぶられます。「もう止めたげて」と画面に言いたくなる始末。

3分でスカッと怪獣を倒して終わり、っていう話が少ないので爽快感は皆無。ウルトラマンに変身する度に身体に負荷が掛かるのか、変身者はいつも悶え苦しんでます。その所為か、ウルトラマンは毎回ピンチに陥って「もう負けるだろう」ってトコまでトコトン追い詰められるので緊張感も半端無いです。

とても土曜朝七時半からの放送とは思えない内容の濃さ(と言うか鬱さ)。早朝から観れば、その日は一日気分が沈みそう。正直、あまりの衝撃的な展開の連続に、観てて疲れ果てたウルトラマンはこれが最初で最後。しかし、辛いけど展開が飽きさせないので面白いのは間違いないです。

前回持って行った「ウルトラセブンX」が深夜大人向けでしたが、「ウルトラマンネクサス」もストーリーは大人向けだと思います。でも子供には受けなかったので打ち切り作品となってます(そりゃそうだろうな〜)。

ネクサスのDVDは全巻有り。TV本編のプロローグとなる劇場版「ULTRAMAN」も付けてます。

何気に「ウルトラセブン」で準備したものより怪獣ソフビが多かったりします。こっちは防衛隊のメカが手に入らなかったのを怪獣の数で胡麻菓子てます。あとマジで「ウルトラマンネクサス」の怪獣ソフビは手に入りません。ナメクジみたいにグチョグチョした奴や’ムンクの叫び’みたな顔もった奴等とにかく個性的な(というか異形過ぎて需要無さそうな)面々が多いんですが、店頭には全く出回ってなくてAmazonサイトでもビビるくらいのプレミアが憑いてます。ソフビの値段じゃね〜です。


「聖戦士ダンバイン」は中世風の異世界でロボットが戦うアニメです。ガンダムと同じ監督が制作しています。しかも、この監督の得意技「最後は全員お陀仏」ENDでした。

放映当時はRPG風ファンタジー世界ってあんまり舞台になった事が無かったので新鮮でした。

あとエ○マンガにパクられて「性戦士タンバリン」なるものが刊行されてました(中味は未読)。他にも「ニチブツ」のシューティングゲーム「超時迷宮レジオン」にはデフォルメされた「ダンバイン」がザコ敵キャラとして堂々と登場します(先に紹介した「装甲騎兵ボトムズ」のメカもザコ敵キャラで出て来ます)。当時は著作権なんかクソ喰らえ的な鷹揚さがありましたな〜。

中世風の世界なので、登場するロボットは巨大生物をサイボーグ化した生体兵器って設定。なので主人公ロボットのプラモデルには、頭部のカブトが外れて脳が丸見えというイラないギミックもあります。

元が生物って設定もあって、ロボはどこか昆虫っぽい。空を飛ぶ際には虫の翅が拡がったり、爪や逆関節の足を持つモノなど、曲線を多用されたかなり複雑なデザインです。当時のプラモデルの造形技術では再現し切れなかったのか、商品は直線的なフォルムになっているのでメチャ違和感があります。今の技術で新造されたプラモデルも売ってますが、そのジレンマを確認して頂きたいと考え、今回はわざわざ昭和版の再販品を揃えました。

当時のプラモデルのプロポーションの悪さは別格です。有機的デザインのオーラバトラーが、ストーンとして角張ったフォルムのプラモデルになってます。


「超合金変形初音ミク」。
ボーカロイドってPCソフトのイメージガールです。沢山のフィギュアが出ていて、以前にも持参しました。

そして初音ミクは生身の女の子の姿なんですが、何故か超合金になりました。

最近はバンダイの「超合金」シリーズもネタ切れなのか節操なく出して来ます。例を挙げると、全然金属製じゃない「妖怪ウォッチのジバにゃん」(ロボにゃんの超合金化は分かるけど)、ドコに需要があるのか分からない「ハローキティ」、みんな超合金化されてます。
「ジバにゃん」は男の子向けなので数パーセントは需要があるかも知れませんが、女の子向けの「ハローキティ」を超合金化したのは意味が分かりません。

因みに、超合金ハローキティは背中にリボン型のジェットスクランダーを装着させ空を飛ぶ格好でディスプレイ出来ます。頭頂部がパイルダーみたいにパカッと開いて小さいハローキティが乗り込めます(ハローキティにハローキティが乗る、哲学か!?)。もちろんロケットパンチも放ちます。これを企画した人は狂っているか、二日酔いだったのではないかと思えるギミック満載でした。

確かに子供の頃、「超合金」の玩具が流行した際は「仮面ライダーアマゾン」や「忍者キャプター」なんかの人間キャラまで超合金化していましたが(生身の設定有無に関わらず漏れなく‘ロケットパンチ’のギミック付きでした)。

で、「初音ミク」の超合金は変形ギミック付きです。「初音ミク」は可愛らしい2頭身キャラにデフォルメされてます。それが何故か、幼児向けロバ型玩具「ロディ」に変形します。「ロディ」とはベビーザらスで良く見掛ける「塩化ビニール製の馬」です。子供が乗ってボンボンと飛び跳ねても割れない丈夫なイタリア生まれの玩具。
人間態の超合金「初音ミク」をカチャカチャと変形させると馬形態の「ロディ」に変形完了。

どっちの形態にしても可愛いのは間違いないのですが、PCソフト発の「初音ミク」と幼児向け「ロディ」では対象年齢も違い過ぎるので意図が分からない。そもそも「初音ミク」と「ロディ」は1ミリも関係無いのに、何故このチョイスなんでしょう?

公式HPにはロディに変形する事を「誰が予想しただろう、この奇跡を」と書かれてますが、クスリで酩酊でもしない限り誰も思い付かないチョイスです。
でも妙に気に入ってしまったので今回持参玩具に選びました。