CATCHER

CATCHER ; UFO Catcher for home use


■遂に登場です「家庭用UFOキャッチャー」。

最初にトイザラスで見た時は「家庭用ガチャポン」と同じくらい意味不明な玩具だと思いました。
だって「家庭用UFOキャッチャー」は、自分で景品入れて自分でキャッチャーするって、なんて非生産性なゲームなんだ!
まぁこれが「家庭用ガチャポン」になると、自分で景品入れて、自分でコイン入れて、自分でガチャする。「何が楽しいねん!完全に病んでるやろ、それ!!」となります。

昔、何故か親戚の家に「業務用パチンコ台」が置いてあって、自分で玉を打ってフィーバーしたら、自分で上から玉を補充する、という虚しくなる遊びを経験したことを思い出します(後から知った話ですが、この業務用パチンコ台を買ったのはウチのオカンだった)。

しかし、‘常に独り遊び’の前提が間違っておりまして、自分以外がキャッチャーすると面白いのではと考え直した次第です。

ところで「キャッチャー」と聞くと「The Catcher in the Rye」に思い至ります。
高校の課題図書かなんかで読まされましたが、「世間を斜めに舐めたマセガキがずっと文句を垂れてる」って印象しか無く、感想文を書くのに非常に苦労しました。だいたい16歳で退学になるわ、酒飲んで喧嘩するわ、娼婦を買うわと、盗んだバイクで走り出しそうなトンデモね〜ガキのドコに共感しろと。
う〜ん、当時の私は底抜けバカだったので良さが分からなかったのでしょうか。今、読んだら違う印象になるのかね〜。

購入したUFOキャッチャー本体には当然ながら中味は付いてませんので、別途用意する必要がございます。ここで活躍するのが、以前に購入した「フィギュア詰め合わせ福袋」。容量を誤魔化す為に大量に入ってたガシャポンフィギュアをフル活用。やっと出番が回って来ました。

しかし、何のフィギュアか分からないと「捕ったどー」後にJrが混乱するのでは、と思い至ります。
そこでガシャポンフィギュアを個別にビニール袋に詰めて、表面にフィギュアの番組タイトルを印刷したシールを貼り付けていきます。地味な作業に加えて、無駄に数が多いので手古摺りました。それよりも大量のガシャポンフィギュアの番組タイトルが全て分かってしまう自分の(無駄に)豊富な知識力に驚愕です。

袋詰め作業終了後にビニール袋に入れたままでキャッチャー出来るか試します。ところが、ビニールの表面がツルツルと滑りアームで上手く掴めない事が判明。結局、膨大な袋詰め作業が水泡と帰し、泣く泣くビニール袋を外してそのまま放り込む事に!。ああ、ここでも非生産性な事象が。

この「家庭用UFOキャッチャー」予想外に人気が出ました。今の子供には何のフィギュアか分からない(であろう)ものまで喜んでキャッチャーしてゆきます。
そして景品を捕り尽くすと、終いには自分たちで飴やクッキーをUFOキャッチャーの中に放り込んでキャッチしてます。

けれど、ハッピーターンまで入れるのは止めて下さい。UFOキャッチャーの中がこぼれた塩(正式名称ハッピーパウダー)でザラザラです。アンハッピーです。蟻が食べに来ます。私はこの惨状に「お菓子入れたら、イタズラすんぞ!」とハロウィーン鬼おこ状態。せめて個包装で密封されたお菓子にして〜。

意外に大きいUFOキャッチャー本体。ちゃんとアームを前後左右上下に操作出来ます。あと、ゲーム開始にはイチイチ付属のコインを投入口に入れないといけません。

UFOキャッチャー本体横のプラスチックケースに入ってるのが景品に用意したガチャガチャフィギュア。仮面ライダーからプリキュアまで多種多様に用意しました。
そして、ガチャガチャフィギュアを一つ一つビニール袋に入れて、その番組タイトルをシールに印刷して貼り付けるという無駄作業を大量に致しました。シクシク(T_T)