PANZER

PANZER ; Radio Control VS Tank Game


■都合三回目の持参となる「ラジコン戦車」です。戦車大好き、パンツァー・フォー!!(某HGの叫びじゃないですよ)。

そういや大学ゼミの教授がドイツ語得意で、一緒に飲みに行った際「なにかドイツ語知ってるかね」って話になりました。他のゼミ生が「ダンケ・シェーン(あんがと)」「グーテン・ターク(こんちわ)」と有り触れた日常会話を言ってる中、独りだけ「パンツァー・フォー(戦車前進)」と答えて怒られました。リアル戦争経験世代には禁句だったようです。

この「ラジコン戦車」ですが、初回は二台セットの赤外線砲による対戦セット、二回目はBB弾発射機能付き大型戦車、三回目となる今回は複数台で乱戦可能な赤外線砲付き戦車です。

今回の戦車は六台まで同時戦闘可能な機体なんですが、ガガンガンを買い過ぎた結果、四台までの購入になりました。

今回のラジコン戦車の特徴は、標的となるトーチカ(コンクリート製の防御陣地)がセットになってる点です。このトーチカが曲者で標的のクセに赤外線機銃で鬼反撃してくるので緊張感が生まれます。加えてトーチカは撃たれて当たると外壁が吹っ飛ぶというギミック付きで「俺はいま戦場で生きている」感が半端ありません。

ラジコン戦車はプロボ型コントローラーによる前進後進左右旋回に加えて、砲塔回頭も可能。また戦車砲以外にサブウェポンの機銃付きです。
砲塔は左右回頭で広範囲に砲撃出来ますが、機銃は前方斉射のみと特性があり、状況によって武器の使い分けが出来ます。特にバックで撤退しつつ前方への牽制に使える機銃掃射は重宝します。また戦車は耐久力が三発ありますが、一発受ける度に三か所のランプが次々とカラータイマーの様に点灯するので、「あと一発でお陀仏〜」的焦燥感が楽しめます。

ガガンガンは単純に前方向への射撃、動きも前進と左右転回のみですが、戦車は砲塔を横にして擦れ違い様に砲撃をかましたり、後退しながら機銃掃射を浴びせたりと戦闘の幅が広がります。体当たりも上手くかますと、相手の車体が自分の上に乗り上げて亀の様に引っ繰り返せるので一発逆転も狙えます。

セットのトーチカが自動攻撃してくるので御一人様遊びにも対応可。トーチカ戦は意外に弾が当たり難いのと反撃連射が鬼神の如く容赦無いので、ボーッとしてるとこっちが簡単に撃破されます。ただトーチカに三発当てて潰した際に外壁がポコンッと外れるのは快感です。説明書ではバーンッと弾け飛んでるように見えますが、そこまで派手ではありません。あくまでポコンッって外装が剥がれるだけです。

ガガンガンはスピード勝負が重要なのに対して、戦車はテクニック勝負が重要と言えます。

と、こんなエラそうな事を書いておきながら、こちらもガガンガンに続きT中コウさん家のJrさんに連戦連敗でした。正面から突撃してきたかと思えば急旋回して砲弾をバラ撒き、体当たりと突進すると車体軸をズラしてこっちの機体を乗り上げさせ引っ繰り返して自滅させると、ロンメル将軍真っ青なテクニシャンです。
ホント、子供は慣れるのが早いわ。

戦車モデルは陸上自衛隊90式戦車(左側)とアメリカ軍M1A2エイブラムス(右側)。プロボ型コントローラー横のがセットの標的トーチカです。因みに「90式」は「キュウマルシキ」と読みます。

6台同時対戦可能ですが、予算の都合で4台までとなりました。