■子供の頃からある光線銃ゲームです。昔々、家にあったのはプラスチック製の瓶をライフル型の光線銃で撃ち、的に当たるとポンッと弾け飛ぶものでした。ちっさい頃は、これで昼夜問わず黙々と独りで遊んでたので、ライフル型のゲームは得意です。なんの役にも立たない特技そのイチですが、、、。
現在の光線銃ゲームは進化していました。それがコイツ「Zombie Blast」、日本名は何故か「バラバラ ゾンビ シューティング」と途端にダサくなってます。
このゲームは光線銃で標的を打つのは一緒なんですが、ターゲットが工夫されています。
ターゲットは見た通り、脳が半分剥き出しになったゾンビ人形。ゾンビ君は普段死んでますが、背中の「やる気スイッチ」をONにすると、うなり声を上げて前に歩き出します。そこを付属の光線銃でゾンビの額にある赤い点(ビンディ?)を狙い撃ち。一発目が当たると右腕が吹っ飛んで、二発目で左腕が落ち、三発目でゾンビが停止します。もちろんゾンビは打たれた時「ヴゥバァ〜ッ」と苦しそうなうめき声を上げるので臨場感も楽しい(ちなみに普通に歩いている時もずっと呻いてます)。しかもゾンビを制限時間内に倒さないとコッチの負けとなるので緊張感が生まれます。
このゲームをトイザらスで手に取った時、苦い思い出が胸中を駆けずり回りました。「猫田課長」シリーズの踊る人形です。単にヌイグルミが歌って腰を振るだけなのにJr達は異様にビビッていたので、見るからに恐ろし気なゾンビが呻き迫って来たら泣いちゃうんじゃないかと危惧します。それはそれで♪ユカイ・ツーカイ・怪物くん♪とノリノリになって「さぁ、はじまるざますよ!」とドラキュラ気分で思わず二個も購入してしまいました。
しかし、全然ビビッてくれなかった!予想に反して「キャッキャッ、キャッキャッ」と銃を乱射してゾンビを血祭りに上げて行きます。何度も倒れたゾンビを容赦なく立たせては撃ち続けていました。Jr達がマッドマックスに見えてきます。
あぁ思い起こせば、車のラジコンで怪獣人形を跳ね飛ばす「人身事故ごっこ」を遊んでいた子らです。今更、ゾンビなんかにビビるはずはございません。みんな成長しているのです。
思わず目頭が熱くなり「腕白でもイイ、逞しく育って欲しい」と丸大ハムを食べたい気持ちなりました。
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